長崎、熊本、鹿児島の3市で運行されている路面電車について、総務省九州管区行政評価局は26日、停留所のホーム転落防止柵や点字ブロックの未設置など安全対策が不十分として、3市の鉄道事業者を指導・監督する九州運輸局に対し、改善を要請したと発表した。
車いす利用者からの相談などを受け、行政評価局が昨年12月から今年3月まで、初めて3市の路面電車の運行状況を調査した。
その結果、熊本市では点字ブロックの不備で視覚障害者が障害物に衝突する恐れがあるホームが2カ所あり、転落防止柵を設けていないホームが26カ所あった。視覚障害者の転落を防止する点字ブロックがなかったホームは、長崎市が60カ所、熊本市が53カ所、鹿児島市が70カ所あった。
そのほか、鹿児島市では国土交通省が定めている運転士の睡眠時無呼吸症候群(SAS)調査を行っていなかった。
行政評価局は「要請は努力義務だが、不適切なところは速やかに改善を進めてほしい」としており、運輸局は「事業者への指導を徹底していきたい」と話している。
(西日本新聞)
でもやはり路面電車は怖い。運転していても駅は信号の近くにあるし乗客が飛び出してくる危険性もある。乗客を保護できるような対策を取ってほしいな。
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