ボーイング787型機の全日空692便が高松空港に緊急着陸したことを受け、全日空は16日、緊急記者会見を開き、篠辺(しのべ)修副社長は「お客さまが緊急脱出することになり、大変なご心配とご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と謝罪。同社が保有する同型機17機の16日の運航を欠航すると発表した。
会見で篠辺副社長は「安全サイドを考えて(運航を)止めた。調査で安全確認ができれば飛ばせると思っている」と話した。
同社はトラブルの原因は調査中としたが、操縦室では電気室で煙を示す表示が出ていたという。篠辺副社長は「バッテリーがどういう状況だったかは今後の調査だ。電気室で何が起きていたかは調査する」と話した。
また、787型機について「まだ経験の浅い飛行機なので、初期故障については当然予測している。ただ、今回のことがその範疇(はんちゅう)なのかどうかは見極めないと分からない」との見解を示し、JALが保有する同型機でトラブルが相次いでいることについては「原因が同じバッテリーである可能性は否定しないが、調査した上で速やかに再発防止策を整備したい」と強調した。
乗客129人、乗員8人のうち、乗客数人が脱出の際にすり傷を負い、1人が病院に搬送されたという。
(産経新聞)
相次ぐB787のトラブル。今回は緊急着陸を行うという一歩間違えば大惨事だった事故。初期は故障が相次ぎやすいことはわかるが、運航している以上、一人でも死傷者が出さないよう徹底した再発防止に取り組んでほしい。また、JALもANAも原因が不確定のままB787での運航はすべきではないと思う。時間をかけてくまなく調査してほしい。
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